既成コンクリート杭

既成コンクリート杭
既成コンクリート杭とは、工場であらかじめ製造されたコンクリート杭のことです。現場で杭を打ち込む際に、品質が安定していることや工期短縮などのメリットがあります。


既成コンクリート杭の主な特徴
・高い品質と強度:工場での製造により、均一で安定した品質と強度を確保できます。
・多様な形状とサイズ:現場の状況や目的に合わせて、平杭、円杭、H型など、さまざまな形状やサイズから
選択できます。
・施工の効率化:現場での作業は、杭を打ち込むだけなので、場所打ち杭工法に比べて工期を短縮できます。
・地盤への適応性:腐植土層や伏流水のある土壌でも、コンクリートの固化不良の心配がなく、使用できます。
・騒音・振動の抑制:埋め込み工法では、騒音や振動を抑えることができます。
羽根付鋼管杭

羽根付鋼管杭
羽付き鋼管杭は、鋼管杭の先端に羽根(翼)を取り付けたもので、回転圧入によって地盤に貫入させる工法で使用されます。この工法は、低騒音、低振動、無排土で、環境への負荷が少ないことが特徴です。


羽根付鋼管杭の主な特徴
・高い支持力:先端の羽根が地盤を押し広げ、大きな支持力を発揮します。特に、羽根の形状やサイズを
最適化することで、より高い支持力を得ることができます.
・低振動・低騒音:回転圧入工法により、従来の杭打ち工法に比べて振動や騒音を大幅に低減できます.
・無排土施工:地盤を掘削せずに杭を打ち込むため、残土の発生がほとんどありません.
・高い引抜き抵抗力:先端の羽根がアンカーの役割を果たし、杭の引き抜きに対しても高い抵抗力を発揮します.
・環境への配慮:無排土施工や低振動・低騒音施工により、環境負荷を低減します.
・高い施工性:小型重機で施工できるため、狭い場所や制約のある場所でも施工が可能です.
・撤去が容易:逆回転させることで、杭を容易に引き抜くことができます.
・適用範囲が広い:さまざまな地盤条件や現場条件に対応できます.
場所打ち杭

場所打ち杭
場所打ち杭とは、建設現場で直接杭を造る工法のことです。具体的には、地盤を掘削してできた穴に鉄筋かごを設置し、コンクリートを打設して杭を造ります。場所打ち杭は、土質や施工条件に合わせて様々な工法が用いられます。


場所打ち杭の主な特徴
・現場造成:杭を打ち込む場所で直接杭を造るため、設計 changes や現場の状況に合わせて柔軟に対応で
きます。
・大口径・長尺杭:既製杭では対応が難しい大口径や長尺の杭を造ることが可能です。
・低騒音・低振動:騒音や振動が比較的少ないため、都市部や住宅地でも比較的安心して施工できます。
・支持層への定着:杭の先端を支持層にしっかり定着させることで、高い支持力を発揮します。
・土質状況の確認:掘削土の状態を目視で確認できるため、地盤の状況を把握しやすくなります。
・工期:既製杭に比べて工期が長くなる傾向があります。
・周辺地盤への影響:掘削やコンクリート打設により、杭の周辺地盤が緩むことがあります。
・孔壁の安定:掘削した孔の壁が崩れないように、安定液やケーシングなどで保護する必要があります。
・孔底処理:掘削した孔の底をきれいに整地する必要があります。
・廃棄物処理:掘削土砂や安定液などの廃棄物の処理が必要です。
地盤改良

地盤改良(エルマッドS工法)
地盤改良とは、建物を建てる際に、地盤が軟弱な場合に、その地盤を強くするために行う工事のことです。地盤調査で軟弱と判断された場合に、建物の基礎が沈んだり、傾いたりするのを防ぐために行われます。


地盤改良(エルマッドS工法)の主な特徴
・現場対応力:現場の地盤条件や設計条件に応じて、改良深さ・改良径・材料を柔軟に設定できます。
・均質性の高い改良体:現地土とセメント系固化材を効率よく攪拌混合し、ブロック状にすることで、
均質で安定した強度を持つ改良体を築造できます。
・施工性:狭小地や高さ制限のある場所でも、小型機械による施工が可能な工法があります。
・低コスト:既製杭や場所打ち杭に比べて、材料費や施工費を抑えられる場合があります。
・低振動・低騒音:振動や騒音が少ない工法が多く、都市部や住宅地でも安心して施工可能です。
・地盤支持力の向上:地盤を固化・改良することで、建物を支える十分な支持力を確保できます。
・沈下抑制:不同沈下を防止し、建物の長期安定性を確保できます。
・環境配慮:掘削残土が少なく、環境負荷の低い工法も多く採用されています。
・液状化対策:砂質地盤に対して、液状化の抑制・低減効果が期待されます。
・土質条件の制約:改良効果が土質に左右されるため、土質調査に基づいた適切な設計が必要です。
・ 適応地盤:
・砂質土、粘性土およびローム(腐植土は対象外とする)
・地下水位が高く崩壊の可能性のある砂質地盤
地盤調査

地盤調査(各種試験)
地盤調査とは、建物を建てる際に、その土地の地盤が建物の重さに耐えられるかどうかを調べる調査のことです。地盤の強度や土質を把握し、建物の基礎設計や地盤改良工事の必要性を判断するために行われます。


地盤調査の主な特徴
・建物の安全性確保:地盤調査は、建物が傾いたり沈下したりするのを防ぎ、長期的な安全性を確保
するために不可欠です。
・基礎設計の最適化:調査結果に基づいて、適切な基礎の種類や深さを決定し、コストを最適化できます。
・地盤改良の必要性判断:軟弱地盤の場合、地盤改良工事が必要かどうかを判断し、適切な対策を講じる
ことができます。
・様々な調査方法:ボーリング調査、SWS試験、平板載荷試験など、様々な調査方法があり、土地の状況
や建物の規模に応じて適切な方法を選択します。
・法的義務:建築基準法で、建物の基礎は地盤の沈下や変形に対して構造耐力上安全なものとすることが
定められています。
土質試験の種類
| 土質試験名 | 試料の状態 | 目的 | 結果 |
| 土粒子の密度試験 | 乱した | 土の分類 盛土の締め固め管理 | 土粒子の密度 間隔比 |
| 土の含水試験 | 乱した | 土の分類 土の締め固め管理 | 含水比 間隔比 飽和度 |
| 土の粒度試験 | 乱した | 土の分類・土の透水性 液状化対象土層の判断 | 土の粒度分析 |
| 土の液性限界・塑性限界試験 | 乱した | 土の分類 材料としての適否の判断 | 液性限界 塑性限界 塑性指数 |
| 土の湿潤密度試験 | 乱した | 土の分類 土の締め固め管理 | 湿潤密度 乾燥密度 |
| 土の一軸圧縮試験 | 乱さない | 地盤の支持力 改良体の品質管理 | 一軸圧縮強さqu C(粘着力)など |
| 土の非圧密非排水(UU) 三軸圧縮試験 | 乱さない | 主に粘着土地盤の 現状の支持力 杭の周辺摩擦の算定など | Φ(内部摩擦角) C(粘着力)など |
| 土の非圧密非排水(CU) 三軸圧縮試験 | 乱さない | 主に粘性地盤において 圧密化完了した後の 地盤の安定計算など | Φ(内部摩擦角) C(粘着力)など |
| 土の非圧密非排水(CUバー) 三軸圧縮試験 | 乱さない | 主に粘性地盤の 長期安定解析 盛土、擁壁、 掘削工の 安定解析など | Φ(内部摩擦角) C(粘着力)など |
| 土の非圧密非排水(CD) 三軸圧縮試験 | 乱さない | 砂質土地盤の支持力 盛土地盤の長期安定性 の推定など | Φ(内部摩擦角) C(粘着力)など |
| 土の圧密試験 | 乱さない | 沈下量、沈下速度の検討 | 圧密係数・圧密度 |
| CBR試験(室内) | 乱した | 舗装の設計、舗装材料の選定 | 土のCBR |
